セットポジション2010年08月18日

城西大学の隠し玉 小林君と岐阜経済大 丸田君
兵庫大学の大前君と合宿メンバーの山本選手で120×3本×2setsしました。

経験的に5分レストで12秒台キープが10秒台の証だったのですが、今のtigerには、ほんと困難な内容。走りや流れに意識がいく位の状態で行う予定でしたがこなすのがやっと...tigerだけではなく、みんなが落ち込む練習内容でした。

練習中、山本選手が『為末選手のブログに面白いこと載ってましたよ』と言うので....検索。

山本選手が言っていた内容とは、別の大腰筋の話でいろいろ思い出した。

tigerの師匠、田副 尚先生は、この大腰筋の効きやすいポジションを実業団時代にいろいろ教えてくれた。走る前に『はめる』ポジションで歩いたり、はめたポジションでのスタート、ドリルなどで紹介してくれた。

練習仲間内では、『はめたポジション』『のせたポジション』なんて言いながらやってますが、皆さんが知らず知らずやっているのがリレーでのスタンディング動作です。
飛び出しのマークを見る際に首を背骨に対して捻ると大腰筋が機能しやすいポジションを取ることが出来る。ほとんどが進行方向に対して体が開いて機能しづらいポジションでスタートしている。それを知ってやっている人は、どれだけいるかわからないがスタンディングでは、比較的安易にこのポジションを取ることが出来る。

スタンディングで行う練習は、ほとんど首を利用し
大腰筋が機能しやすいポジションを作ってから行う。
某国の短距離コーチに「何をやっているの???」と聞かれた事があるが・・・儀式だと答えた。

クラウチングスタートでもこれを使って動きの修正をしていた。
首を捻りながら走ると落ち着きがないような印象を与えるので、人前ではしない修正法です。中心意識が高まるのと大腰筋が機能しやすくなるので脚の動きが落ち着く印象があります。スタートなど脚が暴れやすい動作をする時に違いが出る印象です。調子が良い場合は、はめる動作と意識をした時と無意識での動きの誤差が少なくなります。

そういや...最近、首で走りを修正する事が少なくなったなぁと思いながらブログ見ました。陸上用語の『ロック』もそうだけど言葉では、的確に表現できないのが残念です。ニュアンスの共有をトップ選手とする事でしか方法がないように感じます。

速く走る上で重要な部分は、首の位置だとtigerは勝手に確信してたけど...そんな大事なところを忘れて練習するなんて・・・。

苦情の嵐でした200*6の映像見れます。
http://www.youtube.com/watch?v=UnOKtw7wf00