マイケル・サンデル 究極の選択2012年03月20日

アメリカの名門ハーバード大学で、
最も人気のある授業、
マイケル・サンデル教授の
「JUSTICE(正義)」

昨日放送されたのは、
「許せる格差 許せない格差」

tigerは、この番組が好きで好きで・・・。

番組のまとめで
ジョン・ロールズ(1921~2002)という哲学者の
『無知のヴェール』という考えを称えた。

それぞれの社会的地位や立場、お金の有る無しとは関係なく共通の正義を見い出そうという考え方だ。

「あなたが無知のベールに覆われ、自分の立場も相手の立場も、能力、周囲の状況も何もわからないと想像してみよう。自分が金持ちなのか、貧乏人なのか、健康なのか病気なのか、情報がなのもない状況で“正義”が何かと問われた時、そのときのあなたの答えこそが正義についての真の答えだ。」・・・と


僕の中にある陸上競技の価値観に
速い選手と実社会におけるお金持ちはイコールの位置づけ
わがままで未熟な金持ちを見ると学生の中で速い調子に乗った選手とかぶる。発言や行動が・・・。先日の沖縄でもそんな経験をした。

成功を収めるには、時代や生まれた国、家系などといった運、
記録にも、運という要素が必要で同じ記録でも時代が変わると評価が変わる。

無職ランナー、公務員ランナー、実業団選手など
いろんな言われ方をしている今どきのマラソンランナーたち。
変なの~!?
彼らは競技者であって、そこにぶら下がっているものは
レースにも練習にも関係ない。
冷ややかな目で見ているtigerです。



カールルイスの話や自分の経験からも
トップ選手には『無知のベール』的な発想があり、
情報を断って自分がどうするべきかと・・・考える。
レースに向かう姿勢の中で金メダリストであったり調子が悪いから
であったりいう情報を断ち自己を高める問いかけをしながらレースに挑んでいる傾向が強いように感じる。

大事だなと思うのは、
『競技者としてのJustice(正義)』

日本においてこのヒントがマスターズ陸上にあるような...。
ヒントを頂きにマスターズ陸上今年も出よっと・・・。
陸上から学ぶものは、まだまだたくさんある。



PS 無理やりまとまりもなく終了します