Grand Slam Track回顧録2025年06月03日


ゴールデンウィークに
アメリカマスターズ連盟へ
「Masters Exhibition Eventsに参加できないか?」と打診はしていたものの
アメリカ人向けのグログラムだから海外選手は出場できないと言われていた

Masters Exhibition Eventsとは
マスターズのトップ・アスリートの功績を称え、
それに報いるための重要な機会を提供します。
選手だけでなく連盟、大会主催者、スポンサーを含む関係者全員に良い印象を与えうるユニークで継続的な印象を生み出す取り組み

そんな矢先に
GRAND SLAM TRACK3戦フィラデルフィア(6月1日開催)
※アスリートたちが常に望んでいた機会を作り出し、アスリートの偉大さにふさわしい舞台で、意味のあるレースを行うことを目的にマイケルジョンソンが立ち上げた大会

マスターズ選手の出場者募集を5月23日に知る。
海外選手参加可能か?の確認メール。
24日に申込や飛行機などの手配をし28日出国。

▶︎空路
神戸ーソウルーニューアーク
▶︎陸路
ニューアークーフィラデルフィア

トップアスリート達ものちのインタビューで
たくさんの観客がいることに驚いていたが
プロレースの1時間前に行われたマスターズのレースでさせ
たくさんの観客。
レース前後で味わったことのない熱狂が興奮を加速させてくれる。
130年の歴史が詰まったフランクリンフィールドが興奮に重みをもたらす。


オール陸上
プロ、マスターズ関係なく陸上に熱狂するファンがいて
それをお裾分けのように体感させてもらって
80代のスプリンターはスター選手同様に観客の前でインタビューを受け
観客からの喝采を受ける...垣根の存在を感じない風景に衝撃を受けた。
マスターズというバリアが当たり前になっていて
少し言い訳のように使っていることに気づく。
アメリカ陸上の大きさだけでないスケールを感じたのはいうまでもない。

今大会に参加しているプロ選手達も陸上をビジネスとしてより確立させていきたいと考えているようでそれがスポーツのためになっていくと考えている。既存のやり方では限界が近づいているように考えていてダイアモンドリーグ一択から賞金やエンターテイメント性に特化した大会が生まれることで選択肢の拡大、8位でも賞金1万ドルは魅力的な見方をしている。2種目参加することで選手の特性や競技の特性を理解することにもつながる。10月にはニューヨークで女子選手だけの大会も行われる予定。
ミリオンの契約をしている選手にとってはグランド...は魅力的ではないという記事も目にしたが、背景にメーカーの競合もあり本心は知るよしもないが、選手のビジネスモデルにフィットした形の大会創出が動き出している。僕としてはメーカーのコントロールが少ない大会が増えてほしいなと元々思っていてグランド...は、シンディーやケーニー、フィッシャーなどナイキの看板選手がこぞって参加していたのでナイキ色が強いのかなと思っていたが参加して思ったのは、その偏りは感じなかった。エージェントの立場では意見は違うかもしれないけど...。


期間の短縮やティーンやマスターズレースを含んだりアンケートに基づいたテコ入れを行ったフィラデルフィア大会 時間の短縮がアスリートのやりやすさと観客の飽きの減少へつながり、エンターテイメント性の増加が観客の歓声につながったことで成功をもたらしたと海外メディアは伝えていた。肌寒いコンディションにも関わらず男女100mで今季世界最高が出てすべてにつながりをもたらした。

走りたい場所で走る。
ただそのつもりだったが、
130年の歴史は、十分すぎるぐらい
自分とマスターズ陸上の可能性を映し出してくれた。

陸上に対して貢献するのはもちろん
日本で...見せる陸上を・・・と考えてしまう
その立場にいないことを理由に考えるのはやめたが、
観客だけではなく走る選手も魅了する大会を経験すると
普段当たり前だったものが違和感へと変わりだしているのも確か

本物に触れ
『まだまだできる』と言い切れる自分になって帰国。

あのマスターズ選手の走りを見たいと思ってもらえる光景を作るために
マスターズ選手としてできることを重ねていこうと...考えている。
それが何なのか?そんな時間を刻み始める。

加古川選手権2025年06月08日


加古川選手権
100m 11.38 +1.6 SB

数値にはならなかったがいい走りだった。
フィラデルフィアでのレースが信念を明確にした。
信念をぼかしたり曲げたり誤魔化して
結果に結びつけることの意味は全くない。

陸上競技に欠かせないのはまず信念。
マスターズでは特に信念を持って取り組んでいる選手に興味が湧く。

自分が納得できる走りや取り組みを遂行していくことで
結果として底上げがされればまたヒントになるだろう
自己解釈能力の修正を行いながら、
線で追っていくことになっていくだろうと思っている。
いわばそうするべきでしか解決や解消できないとも思っている。

夏頃に動くカラダを目指しているが、
今のところ順調である。
梅雨時を当たり障り無く乗り越えたい。

日本マスターズ陸上2025年06月21日



もうシーズンが終わったかのような錯覚の中、
53歳を迎えた。

次は『何とつながっていこうか』と思いながら
10月に福岡で開催される
日本マスターズ陸上で過去とつながってみたいと思います。

少しだけ複雑な気分ではある
自分の意思では避けていたと思われることも
やってみようかなと少し心は動いたみたいです。

競技を続けていく中で
違う切り口があったり自分の能力や状態に気づけてなかったり
何かしらの違和感や空白の存在
同じやり方をするつもりはないけど
だからといってそれに変わる方法を知らない。
一度リセットして成功するための方法を考えていくことから始める。

成功を体感しそれを人と共有する場所にしたいとは思っている。

「あの頃を思い出した」
たぶん
それだけで十分かもしれない
だからそう言えるようにしたい。

◼︎Boryな感じ YouTube https://www.youtube.com/@Bory-jh4mt

Breaking42025年06月27日

Breaking4 live YOUTUBE 

200*8  30sec 

人類最速への挑戦。
非常に価値の高い挑戦だったように感じた。

陸上競技において記録軸と順位軸を用いて評価することは一般的
記録だけを目指す挑戦をみて、トップ選手だからこその挑戦であることは確かだが、心の作り方を含め準備に対する精神のコントロールに偉大さを感じてならない。

6月に出場したグランドスラムトラックでは、
選ばれたエリート達の練習風景やレースを見ながら
精神状態の作り方に工夫や極みを感じ取ることができた。

そのための自身のコンディション作りは基本、
会場の雰囲気作りは、格段に選手のモチベーションも持ち上げ
会場全体がレースに向く一体感は、緻密に落とし込まれている。
そんなレースを望んでいる選手との相性も表面化しているようだ。

トレーニング理論や知識同様に心理学の理論や知識も広がりを見せ
実践を繰り返しより強い事実を生み出している。
世界中で新しい組み合わせから有効な方法を見つけ出す作業が行われ
マスターズ陸上も例外ではない。
リカバリーに関しては、エリート同様に重視されていることから
世界マスターズでも情報交換がなされ、チームや個人にトレーナーが帯同することは特別ではなく、競技場の片隅に目をやればさまざまな形のアプローチを見ることができる。少し羨ましいと感じることもあり、そう感じているうちは自分に対し妥協した陸上を黙認しているだけだなぁと思っている。

万全を期す アスリートに敬意

違和感や空白を埋めていくためには、
見えないものや感じ取ることができないものを
ブーストさせるために
行動原理や問題解決を明確にしていく必要があり、
子供の時に通用する
一所懸命だけで乗り越えれるほど簡単ではない。
生きるか?死ぬか?極端な選択肢において
「なぜ」の解説ができるか?

この挑戦をヒントに
自分に落とし込めるもの

成功に向けた準備に万全を期す。
バリアを作る。
熱意と見守り。