40歳100m10秒台への道【3】2012年04月20日

【40歳まで62日】
400+300+200を行った。

初めて行ったアメリカでいきなり見た練習がこれ!!
カールルイス、リロイバレル、マイクマーシュ―、
マークウィザースプーン、フロイドハードが縦1列で走る。

最初から最初まで動きを変えずにペースもイーブンで行う。
タイムを見れば、48秒とかだから日本の大学でも見る光景だけれども・・・。

ゴールまでの動きを見て、腰を抜かした。
tiger19歳...。
日本ジュニアの合宿も経験し、すでにいろんな方々と合宿し
トップ選手がどんな練習をしてるか?の情報は、掴んでいた。

それは、日本の話。

世界のトップ...となると、これなのか??
ほんと見たことのない動きでパニックになり放心状態になった。

そしてこの事件的出来事から情報の中身、背景を見ていかないといけない。
それを強く感じるようになっていた。

例えば....
サンタモニカTC
Monday 400+300+200
Tuesday Start
Wednesday 200*6
...
それだけ??みたいなニュアンスで終わっていた。
その練習で何に対してアプローチし、
何を意識してるか??コーチと選手のやり取り。
ただ一生懸命練習していれば速くなるといった
精神論のみでいたtiger。
100mに対して論理的発想を植え付けてくれた。

『走り』とは作っていくもの...そんな定義も与えてくれた。

トムテレツ曰く...400m、300mのlast100mが
100mの60m以降の動きとの相関が高いらしい。
なぜそれに対してアプローチするのか?
ピークスピード以降の動きがタイムに与える影響が大きいからである。

完璧を意識したルイスによって生まれた神懸り的レース展開。
ブレない精神で100mを走るとは、どういう事なのか?
ルイスは、僕にも100mなんだ!!
99mでも101mでもないんだ!と言っていた。
この言葉が意味するところまでいかないまま40歳を迎える。

レースにおいて約60mまでは不随意運動、それ以降は随意運動。
60mまでの不随意運動の部分を練習では意識を入れコントロールしていき
レースで無意識化を目指し、不随意運動として動かす。

意識が入っている事で動きを止めている可能性が高い。
これは、パワーマックスを漕いでいる時にも同様な事を感じる。

漕ぎ方を考えながら漕ぐと出力が下がる。
全力を出した時は、頭の中を空っぽにし、
不随運動をさせやすい状況を作らなければならない。

今回行った400mは、随意運動下での意識の入れ方の確認。
動きにあった意識を入れてないと動きは、崩れる。
エネルギーは、枯れている状態なのでなお強い意識が必要。
意識レベルが低いと体の変化に負けただ崩れた動きになる。

意識レベルの高い人は、動きの変化が少ないまま走ることができる。
本人の中では、しんどくても...それを見ている人に伝わりにくいように感じる。

120mや150mで行う方法も目にし実践してきたが、失敗も多く。
現状を把握するには、300mや400mが必要。
自分の中でも浸透している。

世界的にスプリンターの400mでの『走り』の確認としての位置づけは、確立されつつある。

tigerも動きのチェックは、サンタモニカ形式の400mや300mで行っている。
わけのわからんドリルやっても変わる気全くしない。

400mや300mでラストの動きがまとまってくれば調子良い兆候。

目の保養にカールルイスの450m
≪クリックでyoutubeへ≫
走る前の緊張感や空気感、練習雰囲気。
これに触れたのがやはり財産。

ちなみに先日のtigerのタイムは、51秒、35秒、22秒。
ちょいと頑張ってみた。
48、33、21の時代に比べると『走り』の質は、高まってきている。
初戦まで14日...。

レースでも質感を保ちたい。

コメント

_ なべ@豊岡 ― 2012/04/20 19:24


すげー の一言。。。
ゾーン があることはわかっているが
自分自身が見たことない
11秒台の頃に10秒台の選手を見て
違いを感じたようなことの
遙か彼方な感じなんだろうなぁ・・・
陸上競技 走・跳・投
デジタルの時代のアナログな動き
原点 大事ですよね
頑張って!

_ tiger ― 2012/04/24 19:31

なべちゃん
ありがとうね!
瀬戸内海を見に来てね

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック