One Direction2023年12月07日


国際大会で隙間のない結果を出すには...

過去の国際大会を例に
レース後、対策が必要と感じたこと。

競技時間が遅れる
2015リヨン、2016パース、2018マラガ、2022タンペレ、2023フィリピン
ユニフォーム姿になってからレースまでの時間が長い
2015リヨン、2022タンペレ
寒い
2016パース
暑い
2015リヨン、2023フィリピン

具体的にどうした?

●競技時間が遅れる....
海外の電車が良い例だと思いました。
ある程度の目安として捉えました。
予選は時間通りに行われやすく、
決勝の時間が遅れやすい傾向にあります。

招集場に行けば、「どれくらい遅れているのか?」
案内をくれるが招集場の近くでコンディションを保つしか方法がない。

日本のレースでも
本当の時間を前後に設定したレースを設け
間延びさせた中でレースにどんな変化が出るか?を試しながら
いい具合を探っている。
今年の布勢スプリントと香川マスターズでそれらを試したが
見直しが必要。
フィリピンでもっと強烈なのが来たから
今の発想では、通用しないことを知りつつも
あんなに遅れることはないだろうが
10分から15分あればパフォーマンスを保ち
コンディションが作れる骨組みを
冬から一貫性を持たせて探っていく。
2024イエテボリは「寒い」が加味されると考えている。

●ユニフォーム姿になってからレースまでの時間が長い
招集場でユニフォーム姿になるケース、そのままベルトコンベアー式でスタート地点に移動したが2015リヨン、2022タンペレ。
招集場でユニフォームになるがすぐスタート地点に移動したのが2023フィリピン
その他はスタート地点でユニフォームになる。
今まで寒さや雨が降ったことがないのでこれはあまり気にしてはないが
2024イエテボリへの対策は
脱げと言われれば
審判に注意されても主張していくしかない。
「向こうで脱ぎます」とだけスウェーデン語で言えるように
予選から審判とお話しして顔馴染みになる。
あのJAPANはいつもそうと思わせるに尽きる。

●寒い
2016パースでは手袋、ハイソックスが有効だった。
この時は、1日目の昼に予選、夕方準決勝、2日目昼に決勝。
夕方の準決勝が寒かった。手袋をして走った。
それらの一連の行動がヒントとなり
アキレス腱対策の骨組みができるようになった。
手を冷やさないこと....
逆に暑い時は
手を冷やす....

2015リヨンで熱中症に罹ってから
隙間を減らす取り組みを考えるようになった。
これらをシニアの選手やコーチと共有して
確実で使える情報を試していき検証を加える
ループの中にいないと辛い。不確実な煽りに付き合うことになる。

海外のマスターズ選手のコーチはシニア選手と同時に見ているので
この辺の情報が早く、マスターズ選手にはより徹底させている。
リカバリーやストレングスの部分は
ピークを迎えたシニア-マスターズ共通の優先事項。
これらの構築が隙間を減らす取り組みにもつながってくる。

日本で調子を上げ、走りを整えても
シニアの頃から課題であった「隙間」

国内で試したことが国際大会で通用するかはほとんどなく
国際大会に出なくてもどこでも通用することを目指した国際大会仕様の取り組みを国内でこなす、ただこれは実体験を得てからでしか始まらない。

速く走る方法を考える前に
どこでも走れる枠組みを考えるべきだろう
それは、より感覚的になっていく自分を感じることから...
自分の中に気づき、外に開放しながら自律していく。
枠にはめる様なとどまる陸上が盛んだなと感じている
一歩づつ進む陸上を薦めたいけどね

方向を決めるのは自分。

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