コメントから2010年10月25日

mayumiさんのコメントを受けたのと
30前後のアスリートから最近よく相談を受ける事もあって
過去を思い出しました。

陸上競技の絶好調期は、2001年29歳の時です。
この絶好調期、闇の中で終わりました。

96年24歳の時、代表合宿に参加しやっと陸上選手ぽくなり
その勢いだけで何とか10秒3までいった感じです。

時代は、冬でもスピードを上げたトレーニングを入れていかないと・・・。感じ始めた頃。ただ抵抗感は、いっぱい。それをする為に・・・・。
93年ごろから某選手達と種目関係なく、疲労回復機能を上げるためにどのような事を・・・といった取り組みを始めた。クールダウンの徹底や有酸素の入れ方、タイミング。筋肉のコンディションあげる為にどういったことをやっていくべきか?いろいろ試した。

ある程度の仮説の中で・・・。
アメリカで見た光景が後押しをしてくれた。
それは、休息日前のクールダウンの方法。

tigerがよく行っていたヒューストンでは、当時世界トップのクラブが活動していた。アメリカは、土日トレーニング休みにするところが多い。そのクラブチームも同様で金曜日にある程度刺激を入れ、土日のレストの前に、ダウンで30分jogを行っていた。レース1週間前でも・・・しっかり。

『やっぱりな』と・・・。ある程度仮説が合っていた。

短距離の場合、休み(回復)が重要なのは確で、休みの前に何をするか?
40分ぐらいの有酸素が必要なのでは・・・といった仮説をしていた。
ある人は、1時間ぐらい必要と言っていたけど・・・。筋回復からするとそれぐらい必要だけど神経からすると少し弊害が出るような・・・。
血流を静かながらも新幹線のように速く。体中の血液プーリングを防ぐ。

走トレーニングなんてしっかり感覚を保ちながら追い込めれば十分です。回復をいかに高めるか?中学生ぐらいの回復が出来れば誰だって強くなれる。回復には、筋回復もあれば内臓回復もあって追い込める選手ほど内臓回復がポイントになる。これを数値化する為に血液検査などを利用するが感覚的に探っていくには、有酸素運動がキーを握る。

それらの事がなんとなくわかったのが2001年
追い込んでも感覚なくす事無く、速い回復。
月から金曜日までトレーニング、土日休みの形態を取った。

スピード入れても筋ダメージがなく、怪我しそうな感じがない。
2月に沖縄合宿へ行っても、自信を高めるばかり…。
東京に帰ってきて雪に中、走ってスリップした時にアキレスがプチッ!
すべては、終わった。

1年以上完全休養し、今なお、刺激-休養-有酸素のバランスを模索中です。32歳の2004年も実は、調子がよかった。
またアキレスが・・・再発で記録としては、大した事ないがある程度のバランスの作り方がわかってきている。それから遠退いているが、今年は、やっとバランスが見つける事を意識して冬期過ごせそうなので
楽しみだけど・・・。今の所は、加齢の影響を考慮して有酸素多めのバランスで考えている。

世界のトップだからこそこの時期、有酸素入れたトレーニングするのに、
中高生の短距離選手、あまり有酸素してないのがビックリ。
短距離に必要ですか?とまで・・・。

ちっちゃい国で、ちっちゃい陸上して・・・。
宇宙にあるものすべて吸収するぐらいの気持ちでも
足らないですよ!自分を高めるって事は・・・・。

tigerの中で血管が重要な要素であることは、間違いないと感じているがどう重要かは、言えるまでに至っていない。