世界マスターズ陸上<振り返り>2024年08月26日



2001年30歳を目前に陸上との向き合い方がわからなくなり
放浪の地がロンドンでした。

日本食レストランを営む方のもとでホームステイ。
いろんな人と出会いながらも
答えは見出せず
パリとオスロで当時のゴールデンリーグがあることを知り、
チケットを取って観戦。

パリでは為末
オスロでは朝原

合宿などで共に過ごした選手が
ヨーロッパに一人で参戦している姿を見ると
挫折ぐらいで飛んでしまう薄っぺらい陸上を少しでも厚く
人生の柱にしていく方法のために
続けていくことを決めた地。

世界マスターズの後にロンドンを訪れ、
たぶんあの時は相当辛かったんだろうな!って
もう人ごとになっていたが
あの決断に、「後悔はない」ことだけは確か。
「走る姿」で想いをつなげたり
悩みを晴らしたり
生き方を考えるきっかけになったり

「走る姿」を見たり見せたりすることの意味
今はそんなのがテーマになりつつ
まずは子供に何かを感じてもらえたら
そんなメッセージが強い。

上手く行かなくても最後まで尽くすんだよ!って言うのは簡単だけど
その意味を理解させることって難しく
親が負ける姿が許せないようだったけど
「お父さんは心の中で諦めずに最後まで走ったでしょ!
それが出来たからいいんだよ!
応援してくれたからそれが出来たんだよ」って
「応援は大きな声でするんだよ」って言ったものの反応は微妙。

リレーの時は大きな声で応援してくれたから
何かを理解したのかなと嬉しい気分になりました。

メダルを掛けてあげると
すごく喜んでいた。
メダルか...子供を喜ばすのは難しいなぁ〜

誰かさんが100mは「人間力」と言っていたが
怪我や負けに対してクヨクヨしない。
より自分を保つことを心がける。
ライバルは財産。
尊いことをやっているからこと相手に対し敬う。
自分の答えとしてたくさんの陸上人生観を導いてこれた。

家族と世界マスターズ。
これを達成できたことほっとしている。
改善点も浮かんできたし、俺以外はイタリアイタリアって言っている。

イタリアまで走らないと殺されそうだ!


ちゃんと練習したリレー

100mチャンピオンのガース選手と

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世界マスターズ陸上200m2024年08月22日


200m 
予選  24.10(-0.4) 1Q+11q 1着
準決勝 24.10(-0.7) 2Q+2q      4着

水口の応援を終え、tigerの世界マスターズは終わった。
遠い昔、僕のライバルだった彼が
ライバルの応援を終え自分の大会を終えるという記事を読んで
そんな思いで捉えている事を教えてもらった。
素晴らしい考えだなぁと...。

少しは自分を感じながら、
イメージに近づいていていってるようにも思っていたが
予選と同じタイムでちょっと戸惑った。

自分の中に希望がかなり強く入り込んでいたのかも知れない。
それに気付けてよかった。
仲間を増やし感化されつつ感化する関係を作りながら
進むべき方向に...。

自分自身と乖離が始まっていることに気付けた今大会。
等身大を恐れず受け入れ
等身大を作るプロセスを見つけ出していく。
様々な事を根本から取り組む覚悟を持ち続けることができるのか?
より深いところを見に行く前に深呼吸。

※いろんな話をした仲間

世界マスターズ陸上100m2024年08月15日


M50 100m 
予選 11.77(-0.8)1着 1Q+13q
準決勝11.62(-0.5)3着 2Q+2q
決勝 11.63(-0.1)4位

11.7、11.5、11.3 みたいなイメージだったけど
予選でタイムと感覚をすり合わせるとズレを感じ、
準決勝で11.5の走りをするために
まとめにいっても空振りする可能性もあると思っちゃって
今もてる力を出す幼稚な方を選んだ。
それは空振りをしにいって空振りをすることだと
終わって知ることとなった。
チップでもいいから当たる感触を準決で得るためのことを優先するべきだった。

メンタルがフルな状態ではないと幼稚な方を選ぶその典型だったけど、
少しの可能性のメダルを狙う時、
そのよぎりが余計だったかもしれないが、
その可能性に挑むことが何よりのテーマ。

その時の選択パターンに気付き
自分の癖や方法を見つけ出すことは
心の闇にアプローチするに等しく
より本質的に取り組むべきための姿を映し出してくれると信じている。

宮本さんから繋がったM50 100mのメダルは
水口が銀メダルを獲得して繋いでくれた。
『繋ぐこと』は、日本の陸上の形だと思っていて
意識的に繋ぐことをしていく必要があると感じている。
成し遂げた人同士が繋げた絆でお互いの想いや苦労を共有し、
尊重し、未来が豊かなものになるよう自分の糧にしていく。

ディフェンディングなんて満喫できるものではないし、
どうでもよかった。

今、直感的に感じていることは
リレーも大事だし、200mも大事。
裸になって自分自身に勝負する。

自分が自分になれるチャンスはまだある。
自分が自分に近づく感覚を得れるチャンスね

Malmö②2024年08月11日


3日前...
6年前、マラガでのレースの後、
立ち寄ったホテルでウェイト。

思い出しながら自然と振り返り。
明日移動し、イエテボリで
新たな自分のページを刻む。

Malmöへ2024年08月09日



ロンドンを経由して
6年前訪れた町『Malmö』にて調整中。

陸上選手だけが使うではなく
様々なスタイルでトラックを利用している。

アメリカで見た光景が、
ここにもあった。

気温は20℃前後。
動けば薄く汗をかく程度。

6年前との自分の変化を感じながら、
ゆっくりした時間を過ごし
調整していく。

25 DAYS TO GO2024年07月19日

8月13日から世界マスターズ陸上 @スウェーデン

人生戦略として
時間やお金、エネルギーの使い方を評価し
明確にすることで自分を客観視
今更なことやってます。
陸上をやることで
一石二鳥のカラクリになると気付いてからは、
満足度を上げるための取り組みを再構築。
危険地帯や無理している認識の境界が見えてきました。

失敗での世界チャンピオンから次へのアプローチは、
改良をメインとして修正や調整で十分事足りると思っていたが
それでは、「グラついたら奈落...」
表面的な取り組みは中断を伴い、継続を妨げるという気付き
誤魔化しは所詮誤魔化しでそれを許すことで先の苦しみという
競技スタイルの確認にもなりました。

継続してきたからこその強みを考えてもみました。
40年という競技歴で自然に染み込んでいるものの存在に気付き
だからと言ってそれにしがみ付こうとすると簡単に失敗する。

言い切れないが、
離さないようにそっと軽く優しく握っておくのがいいんだろう!
そんなことを知った2年間だった。

書かされた目標に向かっていない自分。
自分で描いた方向に向かっている実感が
可能性を膨らましてくれている。

ディヘンディングチャンピオンを満喫しようと思う。