再確認2013年11月24日

日本スプリント学会

ヒューストン大で行われた学会以来20年ぶりに参加。
内容は、サンタモニカTCのトレーニング見学とトムテレツ氏の講義。
『ナチュラル』『プッシュ』は、テレツ氏の口から
何度も使われこの認識に時間が掛かった。
運動会などで『蹴って走れ』と言われる事が多く疑う事もなくそう思っていた。
そして、何をもってナチュラルかという事で
小学生5年生(女子)幅跳びのビデオテープを使って
『これがナチュラルな動きです』とテレツ氏が話をしても
どこがナチュラルなのか説明を求める指導者が多数いた。
ルイスよりナチュラルな動きです...とテレツ氏が言えば
会場が????????な雰囲気に...。

そしてそれらの体験で、無意識に学校体育の延長線で競技を
捉えている事に気付いた出来事だった。

井上氏、森長氏、宮田くん、大橋くんとで先にヒューストン入りして
4月のテキサスリレーに向け
リレー練習を中心にサンタモニカTCと一緒に同じメニューを消化。
しきりに言われたのが『歩き』の重要性でした。
今回のスプリント学会でもシャンコーチから歩きを重要視していて
意義付けをさせていると話があった。

これは20年前にルイスやバレルから直接聞いた話や
ヨーロッパの選手に聞いた話と同じ内容。
お蔭でいろんな事思い出した。

ドリルに関しては、かゆい所に手が届いている日本
それゆえ、頭かゆいのに脚をかいているような事が起きているケースも

今回、再確認できたのは、
何気ないレストの取り方で走り終わって満足感を満喫するのか?
次へ向かう姿勢ある行動をとるのか?
ダウンでドリルをさせる発想からもそれらがうかがえた。

ピーク(頂点)を迎えてからの発想が極端に乏しい日本。
海外を参考に思うのは、基本の徹底と意義付けの弱さの露呈が
表面化した時にやっと積み立ててきたものの弱さを感じるようになる。
勢いが無くなってからをより難しいものに感じさせてしまう。

よって構築や類推していく事が必要だが
まだまだ発展途上。マスターズの選手の方法論が
ピークの平坦化を促し、息の長いピークを作るのではないかと...仮説。
日本でも海外でも基本に忠実な選手ほど息が長い。
100mのレースでも減速過程では、
基本に忠実な選手の方が減速を抑えれる傾向が強い。
競技人生を100mレースに例えると似た傾向かも知れない。
25-27歳のピーク以降落ちまくりだからね

基本的な動きな考え方が違う見え方が出来るように切磋琢磨するか?
絶えず新しい事にトライしていくか??

ウィンドアップACは、半強制で参加。

速く走るって難しい事なんだなぁと再確認。
指導者、選手、関係者が各地から来られてました。
高砂の東野さんや竹原先生、意外に少なかった兵庫の人々。
なんでだろ!?
マスターズ選手もいっぱい。
補助員、関係者の方々ありがとうございました。

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